〜台湾一周 自転車と鉄道〜

  7日目 阿里山〜(自転車)〜塔塔加〜(自転車)〜水里〜(鉄道)〜台中

 まずいことに、雨です。F20-T2といっしょに海抜2210mにいるので、ここから嘉義へ下りるか、400m上って予定どおり水里へ下りるか決断しないといけません。
 雨の中、30分待って祝山線の戻り列車の撮影をするが上手く撮れなかったようだ。
 

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 霧に覆われているが、雨はあがったので、予定どおり玉山国家公園方面へ行く。目指す峠の標高は2610mである。
 
 昨日の阿里山までの国道18号線は、けっこう交通量があったが、この先はほとんど車が走っていない。気圧のせいでタイヤの空気圧は戻ったようだ。激しい坂はなく路面も良いが、天候が激しく変わり、薄日が差した思うと小雨がぱらついたりする。山の斜面から雲がわいてくる様は、肉眼でなければリアリティに欠けるだろう。
 標高2350mにある鹿林神木は、樹齢2700年、直径6.4mの檜である。霧の中、見えては消え、幻想的にたたずんでいる。
 峠が近づくにつれ、日がさすようになり、国道18号線と国道21号線の終点である塔塔加(たたか)に到着。ここにはビジターセンターがあり、玉山登山の拠点になっている。玉山(3952m)までは直線距離で7Kmくらいだが、見えない。
 ここから水里までは、70Kmのダウンヒルである。路面も乾いている。
 が、200m下ったあたりから霧。濃い霧が、滝のように道路へ降りてくる。その後、本格的な雨となり、初めて合羽を着る。落車するわけには行かないので、時速30Kmくらいで下りる。視界も悪く、対向車の音が聞こえると、かじかむ手でベルを鳴らすが、効果の程はわからない。
 
 標高1500mあたりで雲海を抜けたらしく、急に「晴れ」になる。ほっとしました。合羽が乾くまでそのまま走り、大休止。このあたりはお茶の産地らしく茶畑も見えるようになる。
 その後は、集集線の水里駅までサイクリングし、19:09 台中着の区間車(普通列車)で最後の宿探しに行く。
 
 自転車走行距離 104.58Km、走行時間 6h11m、累積距離 497.3Km





 阿里山鉄道祝山線。


 こんなところにスタバが。


 次々と雲がわく。


 鹿林神木。


 人工物は自然には敵いません。


 7合目から9合目が雲の中です。


 陽だまりに感謝。


 集集線の集集駅。





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